走り高跳びの基本
ここでは全身のバネを一気に爆発させて、より高く跳ぶ走り高跳びの基本などを中心にお伝えしています。
確かな基礎技術を身につけて、自己記録更新する為の参考になれば幸いです。
走り高跳びの基本記事一覧
走り高跳びのルールを把握していますか?記録を伸ばしたり、順位の駆け引きにも必要になるので、ルールをしっかり理解しておくことが大切ですね。走り高跳びの競技形式は、跳び越えたバーの高さを競う競技であり、どの高さから始めても構いませんし、パスも出来ますが、3回続けて同じ高さで失敗すると失格になります。また、バーの高さは2センチ以上で刻んでいくのですが、初めの高さとバーの上げ幅は選手の要望を聞いた上で審判...
走り高跳び(背面跳び)の助走が上手く出来ていますか?左足で踏み切るならバーに向かって右から、右足から行うなら左側から助走を始めます。助走の歩数の目安は、9歩から11歩くらいになり、バーに向かって逆のJの字をを描くようにし、どこからスタートして曲がるかはマーカーをつけて各自で確認します。(試合ではマークを2つ設置出来ます。)そして、走り高跳びには、補助助走をつけるローリングスタートとなしで行うセット...
走り高跳びの踏切が上手くできていますか?より高く跳び記録を伸ばす為には踏切技術を上げて、全身の軸のバネを最大限に活かす必要がありますね。そして、走り高跳びの踏み切りの仕方としては、助走の後半での曲線でリズムをあげながら、片足で強く踏みつけて跳び上がります。この時に、衝撃に負けないように脚を鋭く突っ張るようにするのがコツです。また、最後の一歩が間延びをすると踏切がつぶれやすくなり上手くいかないので、...
走り高跳びの空中姿勢が上手く出来ていますか?背面跳びでは体を弧を描き、肩、背中、お尻、脚の順番でバーをクリアしていきますね。そして、この空中でのバーを越える一連の動作がクリアランスと言いますが、踏み切りと同じようにより高く跳ぶ上で大きく左右する要素です。したがって、クリアランスでタイミング良くアーチを描く空中姿勢が出来れば、お尻などにもバーが当たらずにより高いバーを飛ぶことが出来るようになるのです...
走り高跳びの練習でスラローム走を行っていますか?スラローム走は、スキーのように3歩程度の比較的に短い歩数で右から左に、左から右へと方向転換を繰り返す振り子のような走り方です。スラローム走の練習をすることで、走り高跳びの助走の際の内傾動作の体のさばき方が身につけられるなど、得られるメリットは大きなものがあるのです。そして、スラローム走の練習のやり方としては、コーンなどの障害物を置き、これを目印にして...
走り高跳びでの内傾姿勢が上手く出来ていますか?曲線を走ると遠心力が働きますが、体はこれに耐えようとして円の中心側におのずと傾きますが、これを内傾動作と言われてています。内傾動作は、普通に立っている時よりも、地面からの重心までの位置が低くなり、走り高跳びでは曲線を走ることで、重心の位置が下り、踏み切りしやすくなるわけです。そして、背面跳びの助走は後半から曲線となり、ここでスピードをお落とさずに内傾姿...
陸上の跳躍競技のような助走をつけた踏切では、足の引き伸ばし、振り込み(振り上げ)動作、そして起こし回転によるバネを使いますね。ですが、踏み切る時の起こし回転のイメージは掴みにくいものです。そこで、まずは起こし回転とはどのようなものか、下記動画を見て下さい。↓↓起こし回転と言うのは、動画にもあるように地面に棒状の物の先を斜め方向から投げると、水平方向の速度が上昇方向の速度に変えられて、棒が回転しなが...
走り高跳びの短助走の跳躍練習を行っていますか?走り高跳びのトレーニング方法には、跳躍と助走の練習に分けることが出来ますが、体をどれだけ高く持ち上げることが出来るかは、助走と踏み切りで決まります。ですが、単に高く跳び上がるだけでは、走り高跳びで記録を伸ばして勝つことが出来ません。跳躍して体を上昇させた後に、手際よくバーをクリアする為には、跳躍練習を行い技術を磨く必要がありますね。そんな走り高跳びの短...
走り高跳びで「跳べた」と思った瞬間に、足がバーに引っかかるということはありませんか?かと言って、足がバーに当たらないように気をつけると、今度は上半身がバーに当たってしまうということも少なくないでしょう。そもそも身体がバーを越えているのに、最後に脚の膝下が引っかかってしまうのは、踏み切りの際にリードレッグ(振り上げ足)がしっかり上がっていない場合が殆どなんですね。利き足の踏み切る方の足にばかり意識が...
陸上競技の走高跳びのトレーニング方法はどのように行っていますか?走り高跳びでは、跳躍と助走の2つの練習のトレーニング方法にわけることが出来ますね。そして、どれだけ体を持ち上げられるかは助走と踏み切りの2つで決まるとも言えますが、とは言え、高く体を持ち上げるだけでは走り高跳びで良い記録を出すことは出来ません。高く跳び上がった後に、上手くバーをクリアする為の空中動作(クリアランス)などの跳躍の技術が必...
走り高跳びの選手は踏切時に足首を痛める選手が非常に多いですね。そもそも走り高跳びは、助走での水平方向の力を踏切で瞬間的に垂直方向に変えるので、陸上の跳躍4種目の中で体への衝撃が一番大きくなるのです。その為、踏切りでの足の裏の接地する場所が大切になります。ですが、早く強い踏み切りをしようと焦ってツマ先からはNGです。そうなると、接地前に体が前にきてしまって踏み切りが潰れやすくなってしまい、足首を痛め...
走り高跳びで高さを出すには、踏み切りでの接地のタイミング大切になりますね。この時には前足が踏み切り足に、後ろ足がリード足になり、膝が深く曲がっている状態で接地するのは良くありません。これでは踏み切り時に、助走で得たパワーを垂直方向に上手く変換することが出来なくなってしまうからです。かといって、伸ばしきった状態での接地は怪我に繋がってしまうので注意が必要です。一番いいのは、足を下ろして膝が伸びたタイ...
走り高跳びは、踏切りで決まると言ってもいいくらい重要ば技術ですね。その際には、常にタイミングが合っていないと上手く踏切りが出来ず、跳ぶことが出来ないので、基本練習がとても大切になります。そして、片足で強く踏みつけて跳び上がるので、鋭く突っ張るようにするのがコツですが、そのタイミングを合わせるには、踏切り足や体幹など全身のバネ最大限に使う、逆側の脚と両腕の振りこみを軸のバネに合わせることがポイントに...
走り高跳びでは試合を想定した練習をしていますか?走り高跳びなどのバー競技は一つの高さに対して3回チャレンジでき、跳べればまた3回の挑戦権が与えれますが、最初の高さで続けて失敗してしまうと記録なしとなってしまいます。選手なら、そうなるのは絶対に避けたいものですよね。だからこそ、いくら調子が良い状態で試合に臨んでも、1回目の跳躍は緊張します。まずは1本目を跳んで落ち着いてから試合に入りたいという人は、...
走り高跳びの練習にはコツのようなものがあると思います。実際に素晴らしい素質や才能などがあっても、上手くいかない選手も多いように感じます。その為、指導者の方がどのように選手に練習させるかといった基本方針が大事なるのかなと。私が思うに、何でもそうですが楽しくやることが一番です。そして、楽しくやるというのは、その競技の真の面白さを理解して、そのうえで上の目標をひとつずつクリアして喜びを味わうという意味で...
走り高跳びは集中力が大切になると思います。陸上競技の種目の多くは他者と体が接触することはなく、その日の自分のできいかんで全てが決まります。走り高跳びなら、自分の順番が来たら跳び、その記録で勝敗が決まるので、どれだけ自分のパーフォマンスだけに集中できるかという部分が非常に大切になってくるでしょう。ただ、走り高跳びは出場選手が順番に跳ぶため、他の種目に比べると試合時間がとても長くなりますね。なので、集...
走り高跳びでも筋力トレーニングは記録を伸ばす為には必要です。実際に、走り高跳びの選手はスラリと細い体型にみえますが、他の陸上競技の選手の中でも膝上の筋肉が特に発達しています。そんな走り高跳びの選手で特に重要なのが軸の筋力の強化です。既にお伝えしていますが、走り高跳びは助走の勢いを垂直方向の上昇力に変えるようにしますから、その際の踏切りでの踏み付ける力の強さと潰れない姿勢の2つが記録に大きく影響して...
走り高跳びの助走ではスピードが大事ですが、リズムも重要です。そこでおすすめなのが3歩助走の踏み切り練習です。これは重心を下げることや足の接地などを意識して、最後の踏み切りで全ての力を上方向に持っていくようにするドリルです。これを3歩で行うようにするわけです。走り高跳びは、踏み切りの1歩前で重心を落とすようになるので、助走の1歩目である踏み切り2歩前は強く地面を蹴らずに乗る感じでさばきます。次の2歩...
走り高跳び記録を伸ばすために、筋力トレーニングをやっている選手も多いと思います。ただ、ハイジャンプは普通の競技(種目)と大きく違う点があります。多くの競技種目では、しっかり食べてトレーニングをして筋力をつけますが、走り高跳びは筋肉をつけすぎてはいけません。何故なら、もともと重力に逆らって行う競技だからです。一番求められるのは瞬発力なので、ハイジャンプに必要のない筋肉をつけても意味がなく、かえってパ...
走り高跳びで高く跳ぶためには、踏み切り時の腕の使い方も大切です。何故なら、走り高跳びでの背面跳びは、腕と振り上げ足をあげることで、助走の横の速さを縦方向の力に変えることが出来るからです。踏み切り時の腕の使い方には、両腕で行うダブルアームと片手でのシングルアームがあります。シングルアームは動きが簡単でシンプルなので腕をラクに動かせますが、その分、体が流れやすくなってしまうというデメリットがあります。...
走り高跳びなどの跳躍競技は、助走での勢いをつけて踏み切って跳ぶ競技。走り高跳びで良い記録を出す選手というのは、やはり助走のスピードを上昇力に変えるのが上手い選手と言えると思います。これを決め要素になるのが踏み切り。具体的には、踏み付ける力の強さと潰れない踏切り姿勢の2つで、両方に共通するポイントとなるのが体幹を中心とした身体の軸です。これは走り高跳びだけではなく、全ての競技において言えることです。...
走り高跳びでより高く跳ぶためには、地面からの反力を受けやすいように、身体の軸がしっかりできていることが重要です。そもそも走ったり跳んだりするときには、地面からの反力を使っています。脚で地面を蹴ると、地面からの反作用が生じ、それを脚が受け取って跳んだり走ったりできるわけです。その地面からの反作用を効率よく利用するためには、地面を蹴る作用線上に身体の各部分を置き、身体が一本の棒のようになっている必要が...
背面跳びの記録を伸ばすポイントを理解していますか?走り高跳びの背面跳びは体の軸を保って、しっかり踏み切ることでバーを越えることができます。背面跳びの助走は、通常、9歩から14、15歩で、バーに対して真っ直ぐに走りだして、最後の4、5歩が曲線となります。曲線を走ると遠心力が働き、体がこれに耐えようとして円の中心側に体がおのずと傾くわけですね。これが内傾動作と言われます。実際に体を一本の棒のようにしな...
「体幹のバネ」について理解していますか?走り高跳びの記録に伸び悩んでいるなら、バネ作りが不足していると感じ、体幹を鍛えたいと思っている中高生もiいるかもしれませんね。最近は、体幹トレーニングという言葉がかなり一般的にも知られてきましたが、実際に体幹を鍛えることは、真っ直ぐに立ったり、歩行したりと、基本的な動作を行うのにとても大事です。体幹トレーニングというと、腹部の筋肉を鍛えたりすることだと思って...
走り高跳びで記録を伸ばすためには、効果的なバネの鍛え方を行う必要があります。走高跳びをやっている人ならバネの重要性はわかっていると思います。バネとは平たく言えば弾む力ですが、加重によるアキレス腱の伸張による跳躍力もその一つです。バネを作ることとは、瞬間的に身体を固くできることになりますが、トレーニングで鍛えることによって、より丈夫で固いアキレス腱とふくらはぎの筋肉へと変わっていきます。下肢のバネは...