試合を想定した練習をしよう
走り高跳びでは試合を想定した練習をしていますか?
走り高跳びなどのバー競技は一つの高さに対して3回チャレンジでき、跳べればまた3回の挑戦権が与えれますが、最初の高さで続けて失敗してしまうと記録なしとなってしまいます。
選手なら、そうなるのは絶対に避けたいものですよね。
だからこそ、いくら調子が良い状態で試合に臨んでも、1回目の跳躍は緊張します。
まずは1本目を跳んで落ち着いてから試合に入りたいという人は、確実に跳べる高さで申告すべきです。
ただ、走り高跳びは、跳ぶ回数が多いほど疲労します。
試合で全力で跳べるのは10本くらいでしょうが、実質は6〜7本くらいで、その日のベストの記録が出ると言われています。
そうなると、1本も無駄に出来ませんよね。
また、試合で勝つには、ここぞという勝負ところのために体力を温存しておきたいので、基本的には序盤は、省エネで進めていきたいものです。
ですが、裏付けされた練習により本人に自信があれば、序盤から強気の高さで行くことも一つの方法です。
他の選手との駆け引きという面では、それが優位に働くこともあるからです。
同じ高さに3回チャレンジ出来るバー競技では、例え1回目が失敗しても、助走や踏み切りなどの、失敗を生かして、その後に修正することも出来ます。
ただ、技術面で新たな試みをする場合は、2本目までに終えるほうが良いでしょう。
どうしても、3本目は「跳ばなきゃ」という意識が高まり、プレッシャが強くなって、精神的にもかなり追い込まれてしまいやすいからです。
同じ跳べないでも、惜しかったという跳躍ではなく、全くダメだったという結果になる場合が多く見られます。
その為、走り高跳びでも、試合を想定した練習はとても大切です。
技術を身につける為に、繰り返し何度も跳ぶことは必要ですが、「今日は3回落としたら終了」と言う具合に、試合形式での練習も欠かせません。
これは、集中力を高めるトレーニングにもなりますし、自分が1本目が得意とか、3本目が苦手といったことも分かってくるので、試合での戦略にも生かせ、本番で実力が発揮しやすくなるでしょう。
試合で結果が出せない方へ
関連ページ
- 走り高跳びのルールと駆け引き
- 走り高跳びの選手なら知っておきたいルールと駆け引きについてお伝えしています。
- 走り高跳び(背面跳び)の助走
- 自己ベストを更新する為の走り高跳び(背面跳び)の助走についてお伝えしています。
- 走り高跳びの踏切の仕方とコツ
- より高く跳ぶ為の踏切の仕方やコツについて紹介しています。
- 空中姿勢(クリアランス)のコツ
- 走り高跳びで自己記録を更新する為に欠かせない、空中姿勢(クリアランス)のコツについてお伝えしています。
- 記録を伸ばすスラローム走の練習
- 走り高跳びの記録を伸ばすスラローム走の練習について解説しています。
- 走り高跳びの内傾姿勢(動作)
- 走り高跳びの記録を伸ばすうえで重要な内傾姿勢(動作)について解説しています。
- 走り高跳びの起こし回転とは?
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びの短助走の跳躍練習
- 走り高跳びの短助走の跳躍練習について解説しています。
- バーに足が引っかかる主な原因とは?
- バーに足が引っかかる主な原因と対処法をお伝えしています。
- 走高跳びのトレーニング方法
- 走り高跳びのトレーニング方法について解説しています。
- 走り高跳びの接地の踏み切りドリル
- 接地の踏み切りドリルを紹介しています。
- 踏み切りでの接地のタイミング
- 踏み切りでの接地のタイミングについて解説しています。要チェック!
- 踏切りは基本練習が大切
- 踏切の基本練習について解説しています。
- メンタルについて
- 走り高跳びに必要なメンタルと必要な技術についてお伝えしています。
- 走り高跳びの練習のコツ
- 走り高跳びの練習のコツについてお伝えしています。
- 集中力を高めるには?
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 試合の失敗の原因
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びの軸の筋力トレーニング
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 3歩助走の踏み切り練習
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びは筋力のつけすぎに注意
- 走り高跳びは筋力のつけすぎにも注意が必要です。なぜなら…。
- 踏み切り時の腕の使い方
- 走り高跳びの踏み切り時の腕の使い方や、そのメリット、デメリットをまとめています。
- 走り高跳びの補強トレーニングの重要性
- 走り高跳びの記録を伸ばす補強トレーニング、且つ技術練習とは…。
- 走り高跳びの軸づくり
- 走り高跳びなどの跳躍競技は軸づくりが大切です。