走り高跳びは筋力のつけすぎに注意
走り高跳び記録を伸ばすために、筋力トレーニングをやっている選手も多いと思います。
ただ、ハイジャンプは普通の競技(種目)と大きく違う点があります。
多くの競技種目では、しっかり食べてトレーニングをして筋力をつけますが、走り高跳びは筋肉をつけすぎてはいけません。
何故なら、もともと重力に逆らって行う競技だからです。
一番求められるのは瞬発力なので、ハイジャンプに必要のない筋肉を
つけても意味がなく、かえってパフォーマンスにマイナスなってしまう場合もあります。
その為、適したトレーニングを行い、しっかり休養をとって心身ともにリフレッシュした状態で試合に臨むことが理想です。
跳びたいときには思いきりやって、休むときには心身ともに十分な休養をとることで、メリハリのある競技生活を送れる筈です。
面白いもので、人間の身体はリフレッシュしていても心がバテていてはキレのいい良い動きができません。
ダラダラとマンネリ化した状態で取り組んでも、なかなか記録は伸びず練習の効果は薄いでしょう。
そして、試合では跳んでいるうちにやがて自己ベストまでの高さがやってきます。
そこからが本当の意味での精神面の強さが求めれれます。
無心で跳べれば一番いいですが、「自分の限界がきた、もう無理かもしれない」と思ってしまうと、諦めの気持ちが強くなって跳べなくなってしまいます。
かといって。「自己ベスト以上にもっと跳んでやろう」と強い気持ちを急に抱くと、それが体の力みに繋がって失敗してしまいます。
大会で結果が出ないようなら、精神面の弱さも影響しているかもしれません。
精神面の弱さを払拭するには、これまでやってきた練習で自信をつけるしかありません。
そういった意味でも、間違ったトレーニングで不必要な筋肉をつけることなく、正しい効果のある練習をしていくことが記録を伸ばすうえで大切でしょう。
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