走り高跳びの起こし回転とは?
陸上の跳躍競技のような助走をつけた踏切では、足の引き伸ばし、振り込み(振り上げ)動作、そして起こし回転によるバネを使いますね。
ですが、踏み切る時の起こし回転のイメージは掴みにくいものです。
そこで、まずは起こし回転とはどのようなものか、下記動画を見て下さい。↓↓
起こし回転と言うのは、動画にもあるように地面に棒状の物の先を斜め方向から投げると、水平方向の速度が上昇方向の速度に変えられて、棒が回転しながら跳ねあがります。
このような力学的な作用を起こし回転と言います。
また、歩いていてつまずくと、つんのめって前に転びそうになりますが、これはつまずいたところを支点として回転運動が起こるからなんですね。
これと同じ作用を走り高跳びで体に起こすには、助走を速くして体の軸を保って体を後傾させながら踏み切ると、体にも起こし回転が起こるのです。
走り高跳びでは、踏切で身体を後ろに傾ける動作をすることで、この回転運動を起こし回転として跳躍力に変えているのです。
ですが、この踏み切りでの後傾動作は上体を後ろに傾けて作ろうとしまいがちですが、そうするとブレーキが大きくなってしまいます。
その為、下体を前に送り出すことで作り出さなければいけないのです。
なお、この福間博樹監修の走り高跳び上達革命DVDでは、起こし回転理論をいかに理解して上達に活かすか映像で分かりやすく解説してあります。
更に、人間の体の構造を理解し、身体は棒ではなく、曲がった軸と考えることからスタートし、起こし回転に弾力性を考慮したボール理論も学べますので、練習に活かして短期間で記録を伸ばしましょう。
指導者の理解も深める「ボール理論」とその指導事態への応用術とは?
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