空中姿勢(クリアランス)のコツ
走り高跳びの空中姿勢が上手く出来ていますか?
背面跳びでは体を弧を描き、肩、背中、お尻、脚の順番でバーをクリアしていきますね。
そして、この空中でのバーを越える一連の動作がクリアランスと言いますが、踏み切りと同じようにより高く跳ぶ上で大きく左右する要素です。
したがって、クリアランスでタイミング良くアーチを描く空中姿勢が出来れば、お尻などにもバーが当たらずにより高いバーを飛ぶことが出来るようになるのです。
ですが、背面跳びでお尻が下ってしまうという人も少なくありませんが、空中姿勢で綺麗に反るにはお尻を上げる必要がありますね。
そして、クリアランスのコツとしては、まず上げられるのは肩越しからお尻を見るようにすることです。そうすることでお尻が浮いて、バーの上でアーチが描けるようになってきます。
お尻が下ってしまうという人は、これが一番簡単で、着地に恐怖心がある人にとっても比較的安全な方法です。
また、もう一つのコツとしては、顎を上げるようにすることです。これも同じようにお尻が下らないで、スーッと腰があがってアーチを描いた空中姿勢がとれるようになります。
そして、体が落ち始めてきたら、お腹のおへそあたりを見るようにすると、腰が丸まって足が上がって、バーで脚をひっかけることなくクリア出来るでしょう。
また、着地では首でするのではな、背中でするものです。
しっかりと顎を引いて首を固定するようにすることで、むち打ち症などの怪我を防ぐことにもなります。
いずれにしても、身体の約7パーセント重さがあるといわれる頭部をいかに扱うかが走り高跳びでは重要ですね。
マットがあるとはいえ、ジャンプしてからのクリアランスで頭部を下方へ落としていくことに最初は恐怖感を持つ中学生や高校生の選手もいるでしょうが、これは正しい踏切でこれは解決できます。
なお、踏切後に、バーを避けるクリアランスには二つの型があります。頭と脚の位置での型と、反りがあるかないかで考える型です。
クリアランスが下手な人がまず理解すべき、理想的な空中姿勢の作り方とは?
関連ページ
- 走り高跳びのルールと駆け引き
- 走り高跳びの選手なら知っておきたいルールと駆け引きについてお伝えしています。
- 走り高跳び(背面跳び)の助走
- 自己ベストを更新する為の走り高跳び(背面跳び)の助走についてお伝えしています。
- 走り高跳びの踏切の仕方とコツ
- より高く跳ぶ為の踏切の仕方やコツについて紹介しています。
- 記録を伸ばすスラローム走の練習
- 走り高跳びの記録を伸ばすスラローム走の練習について解説しています。
- 走り高跳びの内傾姿勢(動作)
- 走り高跳びの記録を伸ばすうえで重要な内傾姿勢(動作)について解説しています。
- 走り高跳びの起こし回転とは?
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びの短助走の跳躍練習
- 走り高跳びの短助走の跳躍練習について解説しています。
- バーに足が引っかかる主な原因とは?
- バーに足が引っかかる主な原因と対処法をお伝えしています。
- 走高跳びのトレーニング方法
- 走り高跳びのトレーニング方法について解説しています。
- 走り高跳びの接地の踏み切りドリル
- 接地の踏み切りドリルを紹介しています。
- 踏み切りでの接地のタイミング
- 踏み切りでの接地のタイミングについて解説しています。要チェック!
- 踏切りは基本練習が大切
- 踏切の基本練習について解説しています。
- 試合を想定した練習をしよう
- 走り高跳びには試合を想定した練習も必要です。 どのように行えばいいのか、解説しています。
- メンタルについて
- 走り高跳びに必要なメンタルと必要な技術についてお伝えしています。
- 走り高跳びの練習のコツ
- 走り高跳びの練習のコツについてお伝えしています。
- 集中力を高めるには?
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 試合の失敗の原因
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びの軸の筋力トレーニング
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 3歩助走の踏み切り練習
- 確かな技術を身につける為の、走り高跳びの基本について解説しています。
- 走り高跳びは筋力のつけすぎに注意
- 走り高跳びは筋力のつけすぎにも注意が必要です。なぜなら…。
- 踏み切り時の腕の使い方
- 走り高跳びの踏み切り時の腕の使い方や、そのメリット、デメリットをまとめています。
- 走り高跳びの補強トレーニングの重要性
- 走り高跳びの記録を伸ばす補強トレーニング、且つ技術練習とは…。
- 走り高跳びの軸づくり
- 走り高跳びなどの跳躍競技は軸づくりが大切です。